G U E S T S P E A K E R S

11/29(土)

講師

YAMAGUCHI TAKASHI

山口 孝
涸沢ヒュッテ代表
北ア南部地区遭対協救助隊長

1947年東京生まれ。中学生から北アルプスの山に親しみ、1972年より穂高・涸沢ヒュッテの小屋番になる。併せて山岳救助の任にあたるようになり、現在は槍・穂高連峰の山岳救助隊長を務める。
レスキュー出動回数は通算300回以上。 穂高岳山荘の宮田八郎との出動も50回余り。
小学館コミック『岳-ガク-』の原作中にも ”ヒュッテ山じぃ”のオーナーとして実名で登場する。

MIYATA HACHIRO

宮田 八郎
穂高岳山荘 小屋番
ハチプロダクション代表

1966年神戸生まれ。学生の頃から穂高を訪れ1991年穂高岳山荘スタッフとなる。1994年〜2006年支配人を務める。年間200日を山で暮らしながら、映像技術とテレビ中継技術を穂高で学び、映像制作会社ハチプロダクションを設立。小屋番の傍ら撮影・制作活動を続けている。
現場にいる身として遭難救助にも多数出動。小学館コミック『岳-ガク-』の原作中に“宮川三郎”でコミカル・シリアスに登場。

KISHIMOTO SHUNRO

岸本 俊朗
長野県警察 山岳遭難救助隊松本班 班長

1978年千葉県生まれ 信州大学卒。信州大学山岳会に所属し国内外の山に登頂。
2004年長野県警察に入り、2007年機動隊へ配属後2013年より現職。

CHISHIMA YASUTOSHI

千島 康稔
相澤病院 救命救急センター 救急科
日本登山医学会認定 国際山岳医
日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド

1961年生まれ。横浜市出身。
1987年横浜市立大学医学部卒。形成外科医として、大学病院を中心に救命救急センターなどに勤務。
2006年松本市慈泉会相澤病院へ赴任。現在は救急外来で「擦り傷・切り傷・やけど」などを体表面の外傷を中心に診療している。
2007年日本山岳ガイド協会認定登山ガイド資格取得。
2011年日本登山医学会認定国際山岳医資格取得。
本来の病院での業務に加え、日本登山医学会認定山岳医講習会講師、各種野外救急法講習会講師、中学校集団登山への同行など山岳医としても活動している。

KOMATSU YUKA

小松 由佳
写真家

1982年秋田県生まれ。東海大学山岳部にて登山を学ぶ。ヒマラヤに憧れ、学生時代からヒマラヤ遠征に没頭。
2006年日本人女性として初めて世界第二の高峰K2(8611m/南南東リブルートより/パキスタン)に登頂。
2006年植村直己冒険賞、2007年秋田県民栄誉章受章。
次第に、自然と共に生きる人間の生活に惹かれるようになり、2008年より東アジアの草原や西アジアの沙漠に生きる遊牧民の生活を訪ね、写真を撮影。多様な自然環境の中での、多様な人間の暮らしをフォトルポルタージュとして表現し続けることが夢。現在は神奈川県相模原市にて、若者の自立支援業務に携わる傍ら、フォトグラファーとしても活動中。

11/30(日)

講師

ANDO ICHIRO

安東 一郎
グリンデルワルト日本語観光案内所所長(経営)
スイス山岳会会員
グリンデルワルト・スキークラブ会員

1954年9月23日福岡県北九州市八幡西区生まれ。
大阪府下の高校を卒業後、近畿日本ツーリストに入社。19歳に退社して、横浜港からソビエト連邦のバイカル号に乗船し、シベリア鉄道経由でヨーロッパへ。イギリスのロンドンで英語学校に通いながらアルバイトし、資金を稼ぐ。
ヨーロッパ旅行中にグリンデルワルトへ訪問し、アイガー北壁に圧倒され「将来、ここに住みたい!」と誓う。その後、地球を3周し、各地を見聞するが、「やはり住む場所はグリンデルワルトしかない!」と決断する。仕事でハワイ駐在中に、同じ短期駐在員としてやってきた康代(やすよ)と出会う。
1984年、ハワイと大阪で結婚し、すぐにグリンデルワルトへとやってくる。スイスで初めての日本人夫婦による旅行会社「グリンデルワルト日本語観光案内所」を1985年に開設。地元の観光局と協力し、積極的に日本人客誘致を推し進め、1年に1~2回の割合で、日本へ営業に行く。また、グリンデルワルト役場からの信頼を得、姉妹村である長野県安曇村との姉妹村交流の窓口となる。その後、ツェルマットの姉妹都市である新潟県妙高市との交流の窓口にもなる。
2000年5月1日より在スイス日本国大使館(ベルン)からの要請により「邦人事故発生」時の情報収集と、報告、並びに「邦人援護」の支援、協力を行なっております。また、地元の警察や病院には日本人の事故の場合の連絡先となっています。 さらに、日本の各テレビ局やプロダクションから、スイスの取材、撮影のコーディネイト、情報提供、協力なども行なっています。

SHAKU YUMIKO

釈 由美子
女優/NHK BS1『実践!にっぽん百名山』司会

1978年東京都出身。1997年デビューし、ドラマ『ヒミツの花園』(フジテレビ)、『七人の女弁護士』(テレビ朝日)『スカイハイ1,2』(テレビ朝日)、映画『リトル・マエストラ』など多数出演。
現在、『実践!にっぽん百名山』(NHK BS1)にて司会を担当。舞台等でも活躍中。特技は古武道(十二騎神道流二段)。
子供のころから山好きな父親に連れられ登山を始め、『実践!にっぽん百名山』の司会担当をきっかけに、最近また父親と山に出かけるようになる。

HAGIWARA HIROSHI

萩原 浩司
1960(昭和35)年栃木県今市市(現・日光市)生まれ。82年青山学院大学法学部卒。

小学生のころより父親に連れられて日光・那須の山々に親しみ、高校・大学時代は山岳部に所属。大学卒業と同時に山と溪谷社に入社し、『skier』編集部、山岳図書出版部などを経て、2001年から5年間にわたって『山と溪谷』『ROCK&SNOW』2誌の編集長をつとめた。

現在は山と溪谷社主幹、山岳図書出版部部長・兼『ROCK&SNOW』編集長。海外のクライミング雑誌編集長との交流も深く、2011年には「クライミング界のアカデミー賞」と称されるピオレドール(黄金のピッケル)賞の審査委員に選ばれた。また、同イベントのアジア版、ピオレドール・アジアの審査委員として6年連続で韓国・ソウル市での審査会に出席。クライマーとしても現役で、2013年10月には母校・青山学院大学山岳部登山隊の隊長としてヒマラヤの未踏峰、アウトライアー東峰(7035m)に挑み、初登頂に成功する。国内の登山経験も豊富で、2013年よりNHK-BS1『実践!にっぽん百名山』(金曜17時放送)のレギュラー解説者として出演中。

緑ヶ丘山岳会(青山学院大学山岳部OB会)前会長。
日本山岳会「山の日」プロジェクト・プロジェクトリーダー。
編・著書に『日本のクラシックルート』(山と溪谷社刊)がある。

ITO MACHIKO

伊東 真知子
子供の頃から虚弱体質で、20代で自律神経失調症になり、薬ではなく自分自身を変えることで健康になりたいと1980年よりヨガを始める。
沖ヨガ、アイアンガーヨガ、指ヨガ、瞑想指圧、マタニティ・ヨガ、などを学ぶ。
2007年にインド・ジャイナ教のプレクシャ・メディテーション(知覚瞑想)に出会い、
4度の渡印、ジャイナ教の最高僧 故アチャリア・マハプラギャよりHolyname「DYVIA」を授かる。
自分が変わることにより、心と身体の健康になることを伝えたいと指導を始めて32年。マタニティ・ヨガは助産院にて23年間指導する。現在、山と溪谷社にてグループ会社社員を対象にヨガと瞑想を指導。

山と溪谷社 企画開発部所属
ヤマケイ登山教室の企画、運営
女性のための登山教室「レディーストレッキング」「女子・中級登山講座」と「ニコン×ヤマケイphotoトレッキング」を担当。実践講座に同行。

コーディネーター

SUZUKI KEISUKE

鈴木 啓助
信州大学教授
山の環境研究センター所長

パネリスト

AKANUMA KENJI

赤沼 健至
㈱燕山荘代表取締役
北アルプス山小屋友交会会長

ISONO GOTA

磯野 剛太
1954年東京生まれ。成蹊大学経済学部卒。登山家、旅行家

高校時代から日本国内の登山・登攀トウハン活動、山岳スキー等に専念。国内で幾つかの岩壁初登攀記録を残す。
76年 ナンダ・デヴィ、77年欧州アルプス以降、80年チョモランマ北壁、84年カンチェンジュンガ中央峰登頂。88年の日本・中国・ネパール三国合同チョモランマ登山隊の南側登攀隊長。また、北米最高峰マッキンリー山頂からのスキー滑降、ヒマラヤのガンジス河上流激流ゴムボート下り、中国の未踏査地域調査やボゴダⅡ峰初登頂、キレン山脈最高峰初登頂等を実践。
最近では、山岳・自然ガイドの全日本組織化の中心となり、各地のカルチャーセンター講師や各種専門組織、地域社会村興し等のアドヴァイサーも務める。

HAGIWARA HIROSHI

萩原 浩司
プロフィールは上記講演者をご覧ください。

KOMATSU YUKA

小松 由佳
プロフィールは上記講演者をご覧ください。

SHAKU YUMIKO

釈 由美子
プロフィールは上記講演者をご覧ください。

オープニングコンサート

Choeur Dimanche

Choeur Dimanche (クールディマーンシュ)
Choeur Dimancheとは、フランス語で「日曜日の合唱団」。月2回日曜日の夜に松本市の公民館等で練習しています。
長野冬季オリンピック文化プログラムとして上演されたオペラ「信濃の国・善光寺物語」に出演した仲間が集まり、結成しました。
現在、団員は31名。年齢も職業も様々ですが、仲良く楽しく活動しています。団員一人ひとりが個性的で、素晴らしい才能、意外な才能、多彩な趣味を持っています。

指揮・演出:吉野 恵美子
松本市出身。東京学芸大学教育学部、音楽科声楽専攻卒。声楽を瀬山詠子氏に、指揮を伊藤栄一氏に師事。二期会合唱団にソプラノパートリーダーとして13年間在団中、オペラ、ミュージカルなどの各種コンサートやテレビ、レコーディングなどで演奏。当時の三大テノール(ドミンゴ、カレーラス、パヴァロッティ)らともステージを共にしている。退団後、各地でアマチュアコーラスの指導に当たる傍ら、サロンコンサートなどのソロ活動を行っている。1998年長野冬季オリンピック文化プログラムのオペラ「信濃の国・善光寺物語」の合唱指導で好評を博す。2000年よりサイトウキネン・フェスティバル「1000人の合唱」「お城deハーモニー」の指導スタッフとして毎年参加。NHK文化センター松本オペラ講座講師。日本合唱指揮者協会会員。

ピアノ:有賀 詩織
桐朋学園大学作曲理論学科・音楽学専攻卒業。日本音楽教育における合唱教育を研究のテーマとする。ピアノを花岡千春、野溝千春、江澤聖子、音楽学を西原稔の各氏に師事。合唱団のピアニスト、まつもと市民オペラコレペティトゥアを務める。

フォーラムMC

YAMAMOTO HIROKO

山本 広子
松本生まれ
SBC信越放送のラジオでレポーター・パーソナリティを経て現在はFMまつもとのパーソナリティ
毎週 月~火 17:00~19:00 「夕暮れ城下町」担当
信州登山案内人
登山歴約15年

HONMA KANAKO

本間 香菜子
NHK長野放送局キャスター。

平日夜6時10分からの「イブニング信州」などを担当。東京都出身。
7年ほど前から登山が趣味となり、都内の高尾山麓の山や、神奈川、山梨で山登りをしてきた。3年前に念願だった信州への移住を実現し、その後、仕事の合間を見つけて木曽駒ヶ岳や蝶ヶ岳、乗鞍岳、八ヶ岳や各地の里山の登山を楽しんでいる。山の美味しい空気に包まれて飲むコーヒーと、夜が明ける時のワクワク感が特に好き。

ガイドトレッキングツアー

スペシャルゲスト

NARUSE YOHEI

成瀬 洋平
1982年岐阜県生まれ。イラストレーター、ライター。

山を歩いて見聞きしたことを絵や文章で表現することをライフワークとする。山岳雑誌を中心に活動するほか、各地で展覧会も開催。数年前に東京から故郷の山村に戻り、雑木林の中に住居兼アトリエとしての小屋を自力で制作している。地元の笠置山クライミングエリアでは開拓などにも携わる。

ブログ、ポストカードなどを販売するネットストアも開設。

写真展 雲南の山と自然

監修

MATSUZAWA TETSURO

松沢 哲郎
1950年10月15日生まれ。

京都大学霊長類研究所教授、理学博士。兼職として、公益財団法人日本モンキーセンター所長、国際霊長類学会長、全国山の日協議会副会長。紫綬褒章受章、文化功労者。

主著に、『想像するちから』(岩波書店)ほか。